はじめに
「面白そうでやってみたいけどルールが難しそう。」
「好きな配信者がやっているけどいまいちルールがわからない。」
「詳しいルールは置いといて簡単なルールが知りたい!」
そんな方たちの為に『League of Legends』を知らない方でもわかる様に
出来るだけ簡単にゲームのルールを紹介します。
細かいルールなどは一旦置いておきますが、
本記事さえ読めば試合を見て理解出来るくらいにはなると思います!
それでは是非最後までお付き合いください!
『League of Legends』のルール
勝利条件
相手の陣地の一番奥にある「ネクサス」というオブジェクトを破壊すれば勝ちです。
これはAI戦・ハウリングアビス・ノーマル戦・ランク戦でも変わらず、
プロの試合でも勝利条件は一緒です。
更に言えば勝利条件はこれ以外にはありません!
オブジェクトの種類
ネクサス
相手の陣地の一番奥にあるオブジェクトです。
このオブジェクトを破壊すると勝利、破壊されれば敗北となります。
破壊はAA(オートアタック)で攻撃する必要があります。
右クリックで行える通常攻撃でチャンピオン毎にレンジ(射程)が異なります。
遠距離系のチャンピオンはAAの射程が長くレンジドチャンピオンと呼ばれ
近距離系のチャンピオンはAAの射程が短くメレーチャンピオンと呼ばれています。
また物理攻撃力が上がる装備を購入することでAAのダメージが上がりますが、
魔力が上がる装備を購入してもAAのダメージは上がりません。
ちなみにネクサスは「繋がり」や「絆」という意味です。
インヒビター
相手の陣地の奥の方にあるオブジェクトです。
1つのレーンのタワーを3本破壊するとインヒビターは破壊することが出来ます。
このオブジェクトを破壊すると破壊したレーンの味方の陣地から
通常のミニオンに加えてスーパーミニオン1体が出てきますが、
逆に破壊されれば破壊されたレーンの敵の陣地から
通常のミニオンに加えてスーパーミニオン1体が出来てます。
インヒビターを破壊する事で試合を有利に運ぶことが出来るので
集団戦で勝った時やバロンバフなど強力なバフを得た状態では
積極的に破壊したオブジェクトとなります。
通常のミニオンに比べて攻撃力・体力が高いミニオンです。
なかなか破壊されない為チャンピオンやタワーなどにやられ辛く
その間にゲームを有利に進めることが出来ます。
TOP・MID・BOT、全てのレーンのインヒビターを破壊した場合は
各レーンでスーパーミニオンが2体ずつ出てくるようになります。
仮にTOPとMIDのインヒビターが破壊されている場合はTOP1体、MID1体で計2体ですが、
BOTが破壊された場合はTOP2体、MID2体、BOT2体の計6体になります。
ちなみにインヒビターは「阻害物質」「抗体」という意味です。
古くから3インヒビターを破壊されたチームの勝率は
3%以下と言われており、サモナーの間では常識になっています。
タワー
相手の陣地に点在するオブジェクトです。
各レーンに3本ずつ立っており、ネクサスの前に最後の砦として2本立っています。
このオブジェクトを破壊するとチーム全員にお金が入ります。
タワーはネクサス・インヒビターとは異なり範囲内に入ると攻撃してきます。
よってチャンピオンのみで破壊するのは難しいですが、
味方のミニオンと一緒にタワーの攻撃範囲内に入ることでミニオンを優先的に攻撃します。
その間にチャンピオンがタワーを攻撃し破壊することが出来ます。
タワーの攻撃がミニオンから攻撃したチャンピオンに切り替わります。
少し紛らわしいですがあくまで敵タワーの攻撃範囲で敵チャンピオンに攻撃した時の話です。
敵チャンピオンにこちらが攻撃されても攻撃し返さない限り、
タワーはミニオンを攻撃し続けチャンピオンに攻撃が切り替わることはありません。
タワー自ら攻撃してくれるので自分の陣地に侵入させない為の砦の役割を果たしてくれますが、
タワーを破壊されることで自分の陣地を減らすことにもなると言えます。
ちなみにタワーは味方のミニオンがいないと頑丈になるという特徴があり、
タンクチャンピオンが無理矢理タワーの攻撃を受けながら破壊するというのが難しくなっています。
またタワーを積極的に破壊しようと味方と一緒に一斉に攻撃することをタワーシージと言います。
タワーにはゲーム開始14分までタワープレートという物があり、
14分まではタワーが破壊され辛くなっています。
タワープレートはタワーの体力が5つの線で区切られており6つのプレートで構成されています。
プレートを1枚破壊する毎に破壊した側の近くにいる味方のチャンピオンに少しお金が入ります。
自ら攻撃してくるタワーですが、
敵チャンピオンに一度も攻撃されずにタワーの攻撃のみでデスした場合
エクスキューテット(executed)となり誰にもお金が入りません。
また誰のキル数も増えませんが、自分のデス数のみ1増えます。
ゲーム内のアナウンスも「力尽きました。」と言われるのみです。
タワー以外にも中立モンスターにやられた場合でもこうなります。
ヴォイドグラブ・リフトヘラルド・バロンナッシャー・ドラゴン
これらは今まで紹介した3つとは異なりジャングルに生息する中立のモンスターです。
それぞれゲームの経過時間によって出現するモンスターで
倒したチームに強力なバフなどが付与されます。
特にドラゴンは4体倒したチームに強力なバフが付与される為、
相手チームが4体目を倒そうとしている場合は全力で止めに掛かります。
または中立モンスターは味方チームと敵チームでの取り合いになる事が多く
ドラゴンを前に集団戦を仕掛ける事を「ドラゴンファイト」
バロンナッシャーを前に集団戦を仕掛ける事を「バロンファイト」と言ったりします。
ただし注意しなければいけないことがあり、
最後のとどめを刺した方が倒したという判定になります。
よっていくら中立モンスターの体力を減らしても敵に最後のとどめを刺されれば
バフなどは相手の物となってしまいます。
タワーの項目で説明しましたが、
ドラゴンを積極的に破壊しようと味方と一緒に一斉に攻撃することをドラゴンシージ
バロンを積極的に破壊しようと味方と一緒に一斉に攻撃することをバロンシージと言います。
囮という意味です。
勝っているチームがわざとこれ見よがしにドラゴンを攻撃し始め、
敵チームに「ドラゴン取っちゃうけど良いの?」と危機感を持たせて
近づいてきた所を反転して敵チームの殲滅に切り替える事を「ドラゴンベイト」と言います。
他にも「バロンベイト」などがあります。
とどめだけ刺して横取りすることです。
「ドラゴンスティール」「バロンスティール」などがあります。
敵をキルする意味
勝利条件に敵のキルは一切関係ありません。
仮に味方のチームが10キルしか出来ていなくて敵のチームが20キルしていても
先に敵のネクサスさえ破壊すれば味方チームの勝利になります!
スコアで敗けていてもネクサスさえ破壊できれば勝利することが出来るのです。
「じゃあキルの意味ってないの?」
と思われるかもしれませんがそうは簡単にいかないのがこのゲームです。
敵をキルするとお金が貰えます。
お金が貰えるという事は自分の装備が揃っていきます。
敵がいない間にドラゴンなどオブジェクトを狙う事も出来ます。
逆にデスした敵は自分のレーンに戻るまで経験値やお金を得ることが出来ません。
この様にキルが起こることで対面のチャンピオンと差が生まれていきます。
タワー・インヒビター・ネクサスを破壊しようとする際には敵が全力で阻止しに来ます。
そこで装備が揃っていれば敵を退けオブジェクトを破壊する事が出来ますよね。
まとめると、敵をキルすることはあくまで試合を有利に進めるための手段です。
このゲームはオブジェクトを破壊する事が主要な目的となります。
1試合に掛かる時間の目安
『League of Legends』の1試合に掛かる時間の目安は、
- 短い試合で25分程度
- 長い試合で45分程度
となっています。
ここまで差が開くのには2チームの構成により試合時間は左右されるからです。
アサシンや序中盤強めなチャンピオンを多くピックしている場合は、
早めにゲームを畳むチームの構成となり試合時間は極端に短くなります。
逆にレイトゲーム構成のチームが序中盤耐えて試合が長引くこともあります。
各種降参
『League of Legends』には”降参”という物がありチームの多数決で決定されます。
条件などは以下の通りです。
記録 | 条件 | 成立条件 | 備考 | ||||
無効試合 | 付かない | 試合開始1分30秒~3分且つ味方にAFKがいる場合 | AFK以外の4人中3人以上の賛成で成立 | 無効試合の為、勝敗は記録されずランク戦の場合でもポイント増減もなし | |||
早期降参 | 付く | 試合開始3分30秒~15分且つ味方にAFKがいる場合 | AFK以外の4人中3人以上の賛成で成立 | 勝敗は記録されランク戦の場合はポイント増減あり、ただしポイント増減は通常より少なめ | |||
通常降参 | 付く | 試合開始15分以降 | 5人中4人以上の賛成で成立 | 勝敗は記録されランク戦の場合はポイント増減あり |
※クイックプレイの場合は10分以降から通常降参の投票が可能です。
※降参が通らなかった場合、同プレイヤーの次回の降参は6分後に出来るようになり、
味方のプレイヤーの降参は3分後に出来るようになります。
過去に大会で降参したプロチームが炎上しています。
ちなみに日本サーバーは世界一降参が多いサーバーだそうです。
最後に
今回は『League of Legends』のルールを初心者さんにもわかる様に
出来るだけ分かりやすく解説しました。
今までルールを知らなかった方は本記事を踏まえて
プロや配信者の試合を見てみてください。
試合の流れや今何を狙っているのかなんとなくわかってくると思います。
あとは試合観戦の数を増やしていけば自然とルールも理解できるようになるはずです!
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